神津 善之介 公式サイト

1998~2001:風景 (1998 – 2001 Landscape , paisaje)


IRIAI_1
入り相1: Consuegra1
65x92cm

IRIAI_2
入り相2: Consuegra2
27x78cm
僕にとっての”スペイン”という景色の一つです。
この2枚は実験的に2つの構図で創ってみました。
1は風車が主役で2は大地が主役です。

SEIJAKU
静寂: Silencio
130x162cm
これはブラジルのアマゾン川上流、マナオスの水上生活者の家です。
「孤独と安堵」という2つの感情を1つの絵で表現してみました。

KANKA
閑歌: Ciguena
46x130cm
これも、空の部分の何もない空間を描きたいための
コウノトリなのです。

YU_MAGURE
夕間暮れ: Madrid
56x112cm
また、これも真ん中の空というか間を描きたくて両側の建物を描きました。
ゆっくりと暮れていく街の景色です。

UKIFUNE
浮き舟: El barco
101x39cm
この絵と潮路はかなり日本画に影響を受けていて、日本で絵の勉強をしていない僕がスペインの景色を油彩で日本画にしてみよう、というのがモチベーションです。

shisui
止水 shisui
195cm×195cm
これはスペインのコンクールに出すために描いた作品で、僕の作品の中では一番大きな絵です。テーマは「虚と実」。水面に反射した景色を描くこ とによって僕ら写実画の絵描きたちが抱える永遠の矛盾、「平面と空間、実在」と 言う物を 僕なりの解釈で表してみました。所詮、「ただ春の夜の夢のごとし。」でも絵描きはその夢を見たい生き物なのです。

velazquez
122cm×183cm
これはプラド美術館の脇にあるベラスケスの彫像です。
僕が尊敬し、憧れる、大画家の一人です。
彼を描くにあたって、僕なりに彼の使ったテクニックを駆使しようと思い、努力しました。もちろん、まだまだ追いつけませんが、彼のテクニックをまねするという事は僕にとって、とても勉強になりました。
特に近くではおぼろげで、まるで汚れのようで、離 れて見るとピントが合うという技法、ベネチアンスタイルはとても興味深い技法だと思います。タイトルにとても「ベラスケス」なんて付けたくなかったのでロシア語のN [ ] を付けました。彫像の後ろの二つの柱と彼の持つ支え棒とつながるパレットの線の関係がロシア語の [ ] になっているからです。

waza_to_hima
能と隙
WAZA TO HIMA
89cm×130cm
これはパリにあるバガテルという公園に咲いている野花です。
タイトルの「わざ と ひま」とは能の言葉で、動きと制止という意味です。
僕は美しい物、感動した物を記憶にとどめたいと思う。それは心の中でその瞬間を制止させることなのです。
愛しい時間をこのまま永遠であれば良いと願う。けれど実際はこの世に時が止まることはないのです。
止まっているような空間でさえ、確実に時は動いています。今日ここに咲く野花でさえ明日は枯れているかもしれない。
そして一生懸命に記憶にとどめた映像さえ、だんだんと忘却していくのでしょう。この絵の右下の消えかかる花のように・・・。

cielo_y_junco1
井草と冬空 No1
Cielo y Junco No1
54cm x 81cm
これは99年の作品で、今の潮路シリーズ(上下を白に残す)に繋がっています。最初はいろんな色で上下や左右を隠し、その後が黒。
そして白となったわけです。この黒の時期はちょうど画面をパノラミックにして映画のような印象を与えようとしました。
そして、上下を隠すことで描かれる面積は狭まりますが、逆にその方が画面に、より広がりが出せるだろうと考えたわけです。
このNo1は井草が主役です。
冬の曇った空の下、静かに揺れている井草。
あの日は焚き火の匂いがしていました。

cielo_y_junco2
井草と冬空 No2
Cielo y Junco No2
54cm x 81cm
これは前の井草と冬空No1の別バージョンというか、続きです。
今度は 夕焼けに染まる冬空が主役です。
この二枚はマヨルカ島の景色です。
イギリスやスコットランドもそうですが、マヨルカも雲の流れが速いので、ちょっとした間に空の表情が変わってしまいます。
オリジナルでないと分かりづらいと思いますが、雲の間から太陽の光がカーテンのように降り注いでいました。
こちらではその現象を「ヤコブの 梯子」、「天使の梯子」といい、日本では「雲間の後光」と言うそうです。

oxford
捨てられしもの
Verde(Oxford)
195cm x 97cm
99年の作品で、今から見ると草の部分の処理だけが、唯一気に入っているところです。
距離を持って見ると草の群に見えて、近くではただの荒い筆跡だけです。
この絵で僕は光にも温度があることを学びました。
これは、イギリス人の絵描 き友達のところに滞在した時に描いた物です。
オックスフォードの川縁の景色です。
立派な家の裏庭に、捨てられたものが山積みになっていて、その上から木漏れ日が静 かに差していました。

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