音楽家と煙草
36 X 81 cm
転写のシリーズでの父と母の肖像画です。
父の顔は私にとって描きやすく 描きたいテーマなので何回か描いてきましたが、母の顔は今まであまり描いていませんでした歳をとり老婆になり、しかしまだ女であり、そしてベテラン女優の空気感を持ち、と、だんだん母の顔は私にとって面白い、興味深いものになってきました。息子の私が言うのも何ですが、この二人の顔は美しくはないけれど、本当に良い顔をしていて、私もこういう風に年が顔にでたら良いなぁと最近は思います。
肖像3 由紀
36×117cm
2003年のパリ個展に使った転写の肖像シリーズの3部作です。
黒人、白人、東洋 人と3種類の人種を扱ってみました。
それぞれに肌や骨格の持つ美しさが違うので、それぞれの味を出すために、モデル自体の顔の形や色だけではなく、顔の向きや位置などにもいろいろと考え悩みました。やはり苦労するし、まだまだ下手くそだけれど、肖像画が一番好きなのだなぁと改めて気づきました。
聖母子像シリーズ
タイトル:母子像No1,No2,No3
サイズ :(No1)-63x42cm, (No2,No3)-54x38cm
これらの絵は、この2002年の4月に姉に頼まれて、甥が通った幼稚園への贈り物様に描いた物です。
僕はカトリックの信者ではありませんので、あくまで 宗教画ではありませんが、この母と幼児というのは、テーマとして面白いのではないかと思い、挑戦してみました。
ですから、僕の考える宗教画風の現代母子像です。
後ろにはトランスファーという印刷技術でレオナルド・ダビンチの聖母子像がうっすらと、浮かび上がっています。
この親子は僕のこっちの友達にモデルを頼みました。