X'mas_in_Paris

タイトル:Christ’mas in Paris

の中はクリスマスムード。
ここマドリードも絶不調景気ながら街にはイルミネーションが灯り美しい夜景が広がっている。
無事に手術を終え、よく見えるようになった私の眼にこの美しさはまた新たな感動を与える。
キリスト教徒でもないのに、幼いころからクリスマスというイベントが大好きな私にとって、
この国に居ると言うことは、それだけで充分に幸せを感じられるのだ。

何の自慢にもならないが、昔からクリスマスのCDはかなりの枚数を持っていて、
最近の我が家では朝から晩までクリスマスソングがずっと流れている。
「Have yourself a merry little christmas」という曲があり、
この曲はなんだか切なくてでも優しくて、私は幼いころから無性にこのメロディーが好きなのだ。
いろんなアーティストが歌っているので、機会があれば聞いてみて頂きたい。

さて、2歳半を過ぎた息子ももうクリスマスというイベントをうっすらと理解していて、
息子は「クリスマスという日に、サンタという赤ら顔のおじさんが『良い子に』プレゼントを持って来てくれるらしい」
と非常にアバウトで都合の良い部分だけを理解していて、なぜか『良い子』と言うフレーズだけは直ぐに忘れてしまう。
息子は今日もどれをお願いするか、嬉しそうに悩んでいる。
スペインの景気の影響を受けている我が家の場合、日が近づいたら、息子の気をそらして、
高価なおもちゃから安いおもちゃにさりげなくすり替えるのに苦労しそうである。

そんな息子が少し大きくなったら、いつか私は彼に言いたいことがある。
「クリスマスでも、年の瀬でも、お誕生日でも、なんだか楽しそうな日には、皆とはしゃぐのも勿論良いけど、
少し一人になって、静かにその一年を振り返り、周りの人をそして自分自身を想いかえしてみるんだ。
君がこの一年少しでも良い年を過ごせたなら、僕らはただその事に感謝するんだ。
19歳から一人スペインで過ごしてきたお父さんは今もそうしてクリスマスを過ごしているんだ。」とね....
なぜだろう?突然そんなジジ臭い事を息子に言いたくなるなんて。
まずい。40を過ぎて身も心も老け込んできたのかもしれない。

皆さんが、この寒い冬を心を温かくして過ごせますように。
日々の感謝とともに... メリークリスマス

 

神津善之介 拝