タイトル:Paris Ohh Paris グレーとピンクとエッフェル塔

 

もうすぐ個展が始まります。
そして、私的にずっと夢だった初の画集も発売されます!!

個展に向けてはいつも通り順調に、まだ絵が終っておりません・・・(泣)!!

なので今は、スペインにも東京にもお店があるレストラン「どん底」の
88歳のオーナー、矢野さんのお家で絵を描いています。

このアトリエはもともとサンルームなので自然光で絵が描けます。
またオーナーの矢野さんは飲食のプロですから旨い食事も出してくれます。
そのうえ「書」もやるので、バランス感覚が鋭く、
たまに私の絵の中に気になる所があると意見をくれます。
それは私自身が意識していなかった部分への指摘であったりして、
気付かされたり、とても参考になります。
そんなわけで、最高の環境で絵を描いています。

サンルームの陽射しと緑に囲まれ、
大好きな音楽をかけ、88歳の矢野さんの昔話を聞きながら、
絵を描くという幸せな時間を過ごしています。

矢野さん、ありがとう!!

また、私の画集についても、お話させて頂きます。

この画集の帯と中のテキストは私の尊敬する芸術家、
横尾忠則さんに書いて頂いております。

今回、横尾さんにお言葉を頂きたく、そのお願いをしようと、
お忙しくされている横尾さんに無理を言って、
アトリエまでお邪魔しました。
そこで私の絵を見て頂いたのですが、
私から絵に対する意見はほとんどお話ししませんでした。
若輩者が大先輩に向かって絵を語るのは烏滸がましいからです。

なのに、画集の中に載せるため、
横尾さんが書きあげて下さった文章は、
私自身の力以上のものに書いて下さっているうえ、
私が常日頃、思っていても言えなかったことを、
代弁して下さったような文章が多々あり、
大芸術家、大先輩ともなると、
若手の絵なんて全てお見通しなのだと、
身が引き締まる思いでした。
横尾さん、恐るべしです!!

この度、横尾さんから頂いたこの文章は、
私にとって最高の宝物です。
心より御礼申し上げます。

さぁもうあと少しで個展です!
幕が上がります。
でも絵は描き上がるのでしょうか・・・?!!。

神津 善之介 拝

ギャラリー>新作 更新しました 2020/1/13