私は朝や夕の空の色が好きです。
空の色は同じようですが、実は毎日、毎分と変わっています。
それはまるでその時の私の気持ちが映されているように。
私はこの空のシリーズで、大きな空に私の心情と、余白の美しさを表現しました。
この比率で描いたのはヨーロッパで見上げる空の大きさを描きたいと思ったからです。
この絵はイギリス南西部にあるセント・アイブスという漁村の夏の夕間暮れです。
随分昔にも一度描いたのですが、もう一度新たに描きたくて、また挑戦しました。
この絵の中で、空の残照と街の灯りとそれを反射する水面の光、この3つの光を表現し
たかったのです。

タイトル:The Sky of St.Ives 夏の宵
サイズ:60 x 60 cm