タイトル:Revelación no.1 啓示 no.1
サイズ:100cmx100cm
10月に入り今月末にはとうとうマヨルカ島での個展です。
今現在、個展開催までに制作時間が足りない! 絵が終わらない!!
という状況のため、先ほどまでは絶賛スーパー悪之介になっておりました。例えば、先週末なんかも、
息子は彼の友達やその両親と公園へ遊びに出かけますが、
私はアトリエに隠りっきりになるので、他のスペイン人の親から
「なんで仕事ばかりしているんだ!親として良くないぞ!!笑」
なんて言われます。
すると私は、
「フンっ!!こちとら日本人は家族を犠牲にしてでも、
仕事しとるんじゃい!!
能天気なお前らみたいに、仕事を犠牲にして、
家族を取ったりなんかしないんだよ!っぁあっ!!」
と毒づいていました。まさに寄らば斬る状態です。
たまに絵の感想で「優しい絵ですね」と言われることもありますが、
当の描いてる私はイライラして、周りに当たり散らしております。
それに耐えてる我が嫁、息子は偉いなぁー。(感心)

・・・と、ちょっと前までの私はそんな状態でした。

で、ここで一つお知らせがあります!

それは先日まで鳥取の倉吉博物館で開催しておりました、
前田寛治大賞展におきまして、
私の描いた絵「ベニスの空に神がいるのなら」が市民賞に選ばれました!!!
この賞は会場で絵を観て下さった方々が投票する票数で決まる賞です。
ですので、この賞を頂くということは、
多くの方々に私の絵が気に入って頂けたという意味を持ちます。
それは今の私にとりまして、凄く大きな支えとなります。

誠にありがとうございます!!!!!

この度のコンクールは日本で出品した初めてのコンクールでした。
日本の中での私への評価というものには、少なからず興味も緊張もありました。
写真で見る他の参加者の作品は技術的にとてもハイレベルで、
「やはり、日本の画家のレベルというものは凄いなぁ!」
と感心するばかりでした。
と同時にとても良い勉強になりました。

そんな中での市民賞受賞は、私が絵を続けていくための、
大きな勇気を与えて頂いたように感じております。
会場で応援して下さった方々に、
改めて厚く御礼申し上げます。

という訳で、今朝の嬉しいお知らせを受け、
単純な私はとたんにご機嫌なのです。

とても良い精神状態でマヨルカの個展が迎えられそうです!!!
とは言えっ!あくまで、
それは絵が25日までに終わればの話ですが・・・・ね!
わお。あと2週間で個展だ!!!

神津善之介 拝

ギャラリー>新作 更新しました 2017/10/11