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タイトル「光のその先」
サイズ：30x46cm

２月の個展に向け、徹夜続きの毎日である。

家族と暮らす家の中にアトリエがある利点をあげるとすれば幾つもあるのだが、
今までデメリットについてはほとんど感じたことがなかった。
しかし子供が出来て、エネルギー余りまくりの息子が起きている日中は、
どうしても息子の邪魔が入る！と言うことに気が付いた。

嫁から息子への説明もあって、親父と遊ぶのを少しは我慢しようと努力している息子だが、
自分もいつもやっているような（イヤそれ以上に自分も使ってみたいような道具を使って）
お絵描きしながら、音楽まで聴いてる呑気な親父を見たら、
そりゃ「オイラも混ぜてくれよ！」と思うのが子供ってもんだろう。
だからついつい絵の合間で、余ったキャンバスに一緒に絵を描いたり、
スーパー戦隊もののチャンバラをしたりして、気が付くと夜になっている。

結局落ち着いて絵と向かい合えるのは夜遅くなってからで、朝まで描いて少し寝るが、
しばらくするとスポンジ製の刀で息子に頭を殴打され起きる。
ここ最近はそんな日々を過ごしている。

今までタダでさえ絵の制作に集中しだすと、頭に絵のことしかなくなる私にとって、
今の生活は時間があるようであまり時間がなく、
コラムから新作画像まで、とんと更新していないことを、本当に申し訳なく思っている。
もう少ししたらもろもろ少しずつ更新していくので、どうかお許し頂きたい。

ついでの話だが、眠さを紛らわせるために頭に糖分を！と思い甘いものをバクバク食べ、
絵が終わる朝方も腹が減り何かしら口にしてから寝ていたら、
見事にスペインのオッサン体型になってきた。

まぁさ、絵が良ければ外見なんてどうでも良いじゃぁないか！と
言い訳しながら体脂肪と抜け毛の数を増やし続けている私は、
スペインに暮らして２２年目に突入し、顔の濃さについては平安時代の日本のまま、
全身のシルエットと精神の甘さはどんどんスペイン人化しているようだ。

 神津善之介　拝

＊ギャラリー＞新作　更新しました　2014/2/4