夕間暮れ-las ventasHp
タイトル:夏の夕間暮れと闘牛場  Plaza de Toros de Las Ventas
サイズ:65 x 81 cm
日、無事に終了致しました宮崎山形屋での個展にお運び下さいました皆様、
私の絵を見て下さいまして、誠にありがとうございました。
ご来場くださった方々からメールにてご感想を頂きました。嬉しく思っております。
頂いたお言葉は、これから生み出す絵のための糧にさせて頂きます。
あらためて心より御礼申し上げます。

気が付けば今年ももうあと1月で終わります。時の流れは速いものです。
今は3歳の息子にも、ちょっとしたら「うぜぇ!」と吸いかけのタバコを投げつけられたりするのでしょうか?
遠い未来があっという間に来そうで、恐怖すら感じます。あーこわい。

さて、マドリードの街はクリスマスイルミネーションに彩られ、
歩く人々の周りには華やいだ空気が流れています。
そんな中、私は来年1月に控えた松屋銀座での個展ヘ向け、アトリエに籠り黙々と絵の仕上げをしております。
こうなってくると、ほぼ引き蘢りの私ですが、息子の幼稚園の送りとか、夜のゴミ出しなどで外に出ると、
空気の透明度が増した事に気付き嬉しくなります。私は冬生まれだからか、冬の空気が大好きです。

この1月の個展もそんな冬に開催できるので、とてもワクワクしていますが、
前回の伊勢丹で開催した2月の個展は2週に続き、20年ぶりの大雪が降り、
来場者が少なくてちょっと寂しい個展でした。
特別に2週間連続で個展を開き、2週連続で20年ぶりの大雪を降らした私は
伊勢丹美術部の方々に「伝説の男」と呼ばれるようになりました。けして良い意味でないと思いますが...
と言う訳で、冬も雪も大好きですが、次の個展には雪が降らない事を祈るばかりです。

次回松屋銀座での個展ですが、
出品する絵全て、私が暮らす国スペインを描いた風景画です。
今年はスペインの中を南から北まで旅をして、そこで出会った風景を描きました。
私は19歳でこの国に渡り、今年で22年が過ぎました。
スペインは私にとって故郷のようでありながら、常に特別な存在であり続けます。

今年は初心に返り、改めてスペインという国と正面から対峙して、
私がこの国で暮らす理由、好きな訳を絵で表しました。
寒い東京の冬に夏のスペインの絵が待っています。
皆様とお会いできる事を心より楽しみにしております。

神津善之介 拝

ギャラリー>新作 更新しました 2014/12/1