ここ福岡で、懐かしい皆様のお顔が拝見できる事がとても楽しみです。
今回の個展の会期は今日から11月27日の日曜日までということで、
6日間しかなく、前回よりも1日短いのですが、
この6日間の中でいろいろな方々に私の絵を見て頂き、
ご批判、ご批評して頂けたら、私は大変嬉しく、光栄に思います。
この度の個展の招待状に書いた文章と重複してしまいますが、
私は絵を描く時に、描く対象物を視覚だけで捉えるのではなく、
一緒に嗅覚や聴覚、そしてその時の感情も含めて捉えようとします。
ですから、いわゆる写実的な絵(的確に対象物を写しとる絵)
とはまた少し違うものになっていると思います。
私が描く絵は、その日に私が居た場所の環境、その瞬間に私が感じた思いで、
構図も色合いも筆遣いも技巧も変わってきます。
時間が経ってから見返すと、私にとってそれらはまるで、
日々の心情を描き残した日記のように見えてきます。
この個展に出した絵に出てくる風景は、私が暮らすスペインの風景と、
フランスのフォンテーヌブロー、そしてイタリアのベネチアです。
もし、見て下さる方々のもとに、私の絵から波の音や鳥の声、
もしくは草や潮の匂いが届いたら、それは私にとって最高の喜びです。
会場でお会いできますこと、心より楽しみにしております。
神津 善之介 拝
*ギャラリー>新作 更新しました 2016/11/18