タイトル:Asturia 潮路
サイズ: 24 x 33 cm

 

今日、まさに福岡三越で飾り付け中です!!
明日からは個展が始まります。
2年ぶりの福岡の皆様とお会いできますこと、とてもとても楽しみです。
今年の福岡個展のテーマは灯です。もちろん、陽の光も描いていますが、特に拘ったのは人が点す灯です。

私はスペインに暮らしているので、コロナ禍に、少なからず知り合いが亡くなりしました。
またいくつかの企画されていた個展がキャンセルされ、そのおかげで、ゆっくりと絵と向かい合う時間が増えました。

そんな環境の中で、自分の描くもの、描く意義、みたいなものを深く考えることが増え、
その自問自答の末、導き出した自分の答えが、
「人はどんな時もまた前に向かって歩き出さなければならない。」ということでした。

ならば、その人の新たな一歩の支えや希望となる絵を描きたい。
であるならば、私が今まで追い求めてきた「光」というものをもっと深く追求しよう。
それを描くことで、自分自身に希望や癒しを与え、もしかしたらその絵を見て下さる方々にとっても、同じ作用が起きるのではないか!!!

それが「光」を描き始めるきっかけで、そこからもっと深く掘り下げて、光を感じるようなテーマを描くようになりました。
そして、テーマやモチーフは、太陽の光から始まり、最近では人工の灯り(オレンジ色の白熱灯の色)にも、興味を持つようになりました。

また、スペインに暮らして、特に感じることですが、スペイン人は家族の時間をとても大事にする民族です。
夕方という時間は、その彼らにとっては「家族の時間」の始まりの時間なのです。
日本人は夕焼けや黄昏に、「悲しさや切なさ」を感じるとよく聞きますが、スペイン人は夕焼けに「これから始まる自分の時間、家族との時間」を感じ、喜びを感じるようです。

以上の二つの意味から、私は今回の個展に出す絵には
「希望、安らぎ、温かみ、再生」など、私なりの想いを込めて描いています。

私の描く光で、皆様が少しでも、暖かさや安らぎを感じて頂き、
一瞬でも、嫌なことや不安なことを忘れられる時間になってくれれば!と切に願っています。

個展会場に私は毎日4、5時間ほどは在廊しているつもりなので、会場にお運びの際はお声がけ頂き、なんでも聞いてください!

お待ちしております!!

神津善之介 拝

 

ギャラリー>新作 更新しました 2022/12/26