タイトル:The Sky of Sitges 朝はくる
サイズ:1m x 1m

 


 

「神津善之介 絵画展 2021 〜The Light I Felt 私が見た光〜 開催決定!!

会期:2021年3月24日(水)-3月30日(火) 最終日は午後6時閉場
会場:伊勢丹新宿本店6階アートギャラリー

昨年から続く、新型コロナウイルスの影響を受け、
私が思ったこと、考えたことを絵にしました。
このような世の中なので、
私自身の帰国はまだ決定しておりませんし、
皆様もなかなかご来場が難しいとは存じますが、
もし、ご高覧頂け、私が描いた絵の中に、
微かにでも光を感じて頂けたら、
そして、それが皆様にとっての新たな一歩を踏み出すきっかけや、
小さな何かを忘れる時間となって下さったなら・・・
大変嬉しく、とても光栄です。


 

新しい年が始まったと思ったら、
あっという間に1ヶ月が過ぎ去り、もう日本は節分ですね!
皆様はお元気でいらっしゃいますか?

私の方は3月24日からの個展準備に追われ、
いつも通りのドタバタ中でして、
そのうえ、ぎっくり腰と、
足底腱膜症というものになってしまい、散々の年始でした。
もう私もジジイに片足を突っ込んでしまったと実感しています。

しかも、マドリードは100年以上ぶりの大雪に見舞われ、
多い所では60cmくらい降り積もり、
新型コロナの感染者増も相まって、
マドリードがロックダウン状態になっておりました。

公園や街の木々も雪の重さに耐えられず倒れてしまい、
街は白いジャングルのようでした。
まだこれからも倒れる木々があるらしく、
公園はこれから2ヶ月近く閉園だそうです。

また、この寒波で古いガス管にヒビが入り、
それに引火してビル爆発がおき、死者も出ました。

そんな訳で交通、流通網もストップしていましたので、
日本から姉が私の息子宛に送ってくれた、
クリスマスプレゼントもまだ届いておりませんし、
隣の県のトレドに住む師匠へに向けて、
年末に私から送った焼酎さえもまだ届いてないらしいです。

雪なんてものに全く慣れていないマドリードの人たちにとっては、
この大雪は大変な驚きと深刻な被害となりましたが、
反対に子供たちは学校も休校になり、大喜びでした。
全く車が走れなくなった4車線の大通りに、かまくらや雪だるまを作り、
大はしゃぎで雪合戦をしていました。

本来ならばそれに付き合う男親である私ですが、
足が痛くて歩けないので、窓から子供やその友達を眺め、
嫁からは役立たずと睨まれておりました。

そんな嫁の眼光には気付かない振りをしながら、
私は30年近くスペインに暮らして、
初めて、こたつが欲しいなぁ!と思いました。

今はやっと腰と足の痛みも減り、
息子の学校も再開され、仕事に集中できています。

制作状況としては、空シリーズも出来上がってきましたので、
もうすぐ新作ページでアップするつもりです。
それとは別に、また新しいシリーズにも挑戦しようと研究中です。

3月の個展で皆様とお会いできたら、私は本当に嬉しいのですが、
今現在の日本とEUとの間で交わされている、
コロナに関する出入国状況がとても難しい所ですし、
昨年同様で、感染者の多いヨーロッパから、日本への帰国は
皆様に感染の恐れや、不安を与えてしまうかもしれないので、
まだチケットは取ってなく、もう少しそれらを見定めてから、
どうするかを決めたいと思っております。

表紙の絵はバルセロナから車で1時間ほど南下した町、シッチェスの朝です。
どんなに暗い夜でも朝は必ず来るという気持ちで、
朝日に照らさせる町と雲を描きました。

日本もまだまだ寒いですよね。
どうか、くれぐれもお身をお労り頂き、
ご自愛専一にてお過ごし下さい。

神津 善之介 拝

ギャラリー>新作 更新しました 2020/6/12